空豆の磯辺揚げ

精進料理の基本はそれぞれの野菜それぞれの味や香り、その野菜の持ち味を引き出すことに心を配ります。 そのため香りや味を重ね合せたり包み込むような献立は多くはありません。 その多くない献立の中より空豆の磯辺揚げを作ります。 味と香りの強い海苔の中からまだ若い空豆の味と香りは弥生の春を感じさせてくれます。

材料(4人前)

空豆の磯辺揚げ

  • 空豆 20個
  • 焼のり 1枚
  • 小麦粉 適量
  • サラダ油 適量
  • 塩 少々

つくりかた

  1. 水150㏄程をボウルに入れ、焼のり一枚を小さくちぎり1時間程そのままにしておきます。
  2. 空豆は皮をむき豆だけにしておきます。水に付けておいたボウルの焼のりを、箸で良く崩します。
  3. よく崩れたら、小麦粉を少しづつ入れて混ぜ合わせ、天婦羅を揚げる衣を作ります。
  4. 空豆に薄く小麦粉をまぶし、170度の油で、海苔の入った天婦羅粉で揚げます。
  5. 揚げたてに軽く塩を振りお召し上がりください。

料理屋は生海苔を使いますが、家庭では焼のりが簡単です。 海苔の天婦羅粉の目安:水150ccに焼のり1枚を良く溶かしたものに、小麦粉を40~45g。

空豆の磯辺揚げイラスト

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謝辞

この精進レシピおよびコラムは、「泉竹」からご提供頂いております。
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