皇室の法事?


4月の初旬、天皇皇后両陛下が、神武天皇の式年祭のために
奈良県をご訪問なさいました。

神武天皇といえば、『古事記』や『日本書紀』に登場する初代の天皇。

「式年祭」というのは、仏教でいうところの年忌法要にあたるもので、
明治以来の宮中祭祀では、歴代天皇の没後3、5、10、20、30、
40、50年、それ以降は100年ごとにお祭りを行うことになっています。

両陛下は、神武天皇を祀る橿原神宮と、神武天皇陵のお墓を参拝
されたのですが、さてこのたびの式年祭、何年目のお祭りかというと…。

なんと、2600年、だそうです。2600回忌の法事ということになります。

もちろん神武天皇の活躍はまだ神話時代のお話ですから、
どこまで科学的なのか、などと反論もでるのでしょうが、信仰にも
関わることなので難しいところ・・・。
それにしても2600年というのはすごい数字ですよね。

一般家庭では先祖供養は三十三回忌、または五十回忌までで
中には100回忌や著名人などで300回忌とかもあります。

弘法大師でも1200年ですから、いったい何倍になるのやら…。

 

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