惑星調査機「あかつき」と弘法大師さま


日本初の金星探査機「あかつき」が金星軌道上に投入された
という嬉しいニュースがありました。

「あかつき」が凄いのは、なんといっても5年越しで金星軌道
への投入というミッションを成功させたことですよね。

2010年に打ち上げられ、予定通り金星に接近したものの
1度目の投入挑戦はトラブルによって失敗。

それでも諦めず、再び金星と「あかつき」が最接近する
チャンスを5年もの間待ち続け、準備をして、今回ついに
軌道投入という目標を達成させました。

5年間も待ち続ける、目標に向けて準備し続ける。
なかなかできることじゃありません。人の心は弱いので、
つい目先の成功や評価に左右されがちなもの。

「あかつき」の成功は、「次こそは」という思いでチャンスを
うかがい続けた技術者のみなさんの、努力と信念の賜物
ですね。

ところで、これから「あかつき」が調査することになる
金星は、仏教、とりわけ弘法大師さまと浅からぬご縁の
ある星です。

お大師さまは修行時代、洞窟にこもって「虚空蔵求聞持法」
という修法を行していらっしゃいました。

これは智慧を司る仏様を一心に念じて、超人的な記憶力を
授からんとする修行です。

この行の満願の日、お大師さまは、口に明けの明星(金星)が
飛び込んでくるという神秘的な体験をされました。

そしてこれを機に人智を超えた智慧を得、悟りを開いたのだと
教え伝えられています。

いわば金星は、仏様の智慧の象徴のような星。
そんな星をニッポンの技術と知識の結晶である「あかつき」が
調査する・・・、なんだかすごい!

「あかつき」には、ぜひ活躍してもらって、お大師さまも
びっくりするような新発見をたくさん届けてもらいたいもの
です。

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