お寺も多様化の時代。金剛院でもさまざまなイベントを
開催したりしておりますが、世の中は広い…。
兵庫県に、駅と合体したお寺というものがあることを
知りました。
兵庫県に北条鉄道という総延長10キロちょっとの
ローカル路線があるんですが、そのなかの播磨下里駅
という無人駅が、月に数回お寺として使われ、住職に
よるお勤めや御朱印の授与がされているそうです。
なんでも、無人駅が荒れるのを防ぐために
鉄道会社がボランティア駅長を募集したところ
近所のご住職が名乗りを上げ、「駅舎のなかに
お大師さまをおまつりして憩いの空間にする」という
アイディアが採用されてこの駅寺が誕生したんだとか。
住職ご自身も鉄道ファンとのことで、取り組みに
興味を持った人もやってくれば鉄道ファンの方も
集まってきたりと、いまではちょっとした地元の名所に。
静粛に拝見していれば、お勤めに参加するのも自由
だそうですよ。
駅舎自体もなんと築100年近い貴重な建築物で、
国の登録文化財に指定されているほど。
なるほど、お寺にするには雰囲気ぴったりの駅かも…。
地域の人に愛されて、地域の人の取り組みで大切に
守られていくお寺駅。いいですねぇ~~。
お寺も駅も地元に密着してこその施設ですから、
じつは相性抜群なのかもしれませんね。