酷暑から一気に秋の気配・・・今年の冬は早そうですね。
そんなわけで、少し早いですが、今年も紅葉の季節がきますね。
毎年、10月初頭頃からぼちぼち紅葉が始まって12月まで
見頃が続きますが、今年は長雨の影響で紅葉の時期が遅くなり、
色づきもイマイチじゃないかと予想されているんだとか・・・。
というのも、植物は夏にたっぷり日を浴びることで、紅葉のもとに
なる赤や黄色の色素をつくり蓄えておくので、連日の雨で今年は
色素が足りていないんじゃないかとのこと。
境内のモミジは、建築中に相当根っこを痛めつけられて枯れて
しまいました。他のモミジも心配です。
ちなみに「モミジ」という名前は、染め物に使う染料を「もみだす」
ように色づいていく様子からつけられたんだとか・・・。
昔の人の命名って、オシャレでセンスがありますねぇ。
モミジによく似た「カエデ」の方は、葉っぱの形が「カエルの手」に
似ているからカエデ。
モミジに比べて葉の切れ込みが浅く、確かに可愛らしいカエルの
手に見えてきます。
似ている、と書きましたが、実はモミジとカエデは植物の種類と
しては同じもので、区別しているのは世界でも日本人だけ。
四季がはっきりしていて紅葉を存分に楽しめる、日本ならではの
感性なのかもしれませんね。
それにしても、お寺と紅葉ってよく似合うと思いませんか?
見頃になったら、金剛院にもぜひ足を運んでみてくださいね。