横綱の鶴竜関が、先日はじめての女の子を授かり、
めでたくパパになったそうです。
女の子の名前はアニルランちゃん。お父さんによく
似ているそうですが、面白いのは、この名前をつけた
のは鶴竜関と親しいモンゴルのお坊さんなのだとか。
日本でもお坊さんが名付け親、という方、たまに聞く
ことがありますね。
和尚も過去に10人くらいは命名しました。
日本の僧侶は戒名・法名をつけるプロでもありますから、
名前を考えるのが得意という方は意外と多いかもしれ
ませんよ。
ちなみに、戒名とは出家した証として授けられる名前で、
亡くなったからつける、というのは、もともとの意味では
ありません。
生前から戒名・法名を持っておくことは、決して縁起の
悪いことではなく、むしろそれが本来のありかたとも
言えるわけです。
ところで、アニルランちゃんの名前の意味、鶴竜関は
詳しく聞いていないから知らないそうですが、歴史的に
仏教の信仰が盛んだったモンゴルでは、名前にも
仏教に由来したもの少なくないそうです。
一斉を風靡した大横綱、元朝青龍関の本名・・・。
ダグワドルジの「ドルジ」は「金剛」という意味。
金剛はダイヤモンドを表す仏教の用語で、仁王様の
正式なお名前も、金剛力士と申します。
朝青龍関は、大横綱にふさわしい名前を持って
いたんですね。
鶴竜関の本名は、大相撲協会のHPによると
マンガラジャラブ・アナンダ。
アナンダといえば、お釈迦様の十大弟子・阿難尊者の
お名前です。
鶴竜関も仏教に関係のある名前なのかもしれませんね。