仏さまも3Dプリンターの時代?


数年前から普及しだした3Dプリンタをご存知でしょうか?

普通のプリンタは紙に印刷する2D(2次元)のものですが、
3Dプリンタは立体的な複製を作ることができます。

とわいえ、普通のプリンタのように紙素材ではなく、ゴム素材や
プラスチック素材などが中心に鉄素材といったものもあります。

最近では、内部構造の複雑な臓器を3Dプリンタで再現し、
医療現場で役立っていたり、発掘品などの文化財などを
複製して、さまざまな実験を行なったりしているなど、
多くの分野で注目されています。

そんな3Dプリンタですが、仏教界においても徐々に使われ
はじめました。

福島県郡山市民文化センターでは、「ふれる空海 高野山1200年
至宝展」が3Dプリンタで忠実に複製した「弘法大師像」を展示され
ました。

これは、高野山霊宝館に保管されている木造の弘法大師像を
CTスキャンと3Dカメラで撮影し、3Dプリンタで弘法大師の柔和な
表情や衣装のしわなど、きめ細かく再現した型を作りました。

この11分割された型の内側に陶土を押し込み、頭部や胴部などを
組み合わせて、陶製の複製品を仕上げたそうです。

実際の弘法大師像はもちろん触れることはできませんが、この
弘法大師像には近くで見て触れることができます。

また過去に大規模な盗難被害に遭った和歌山県では、博物館と
工業高校が連携して3Dプリンタで仏像のレプリカを作製。
寺院に安置する活動を進めているそうです。

また韓国人による仏像窃盗が相次いだ長崎県対馬市でも
3Dプリンタの仏像レプリカを寺社に置くことを検討しています。

従来の仏像レプリカは作製に数百万円かかることもありましたが、
3Dプリンタによる複製ならば数万円程度で可能なようです。

仏教界でも今後は3Dプリンタの活用が進んでいきそうですね。

 

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