チーズと仏教


チーズフォンデュをご馳走して頂きました。
チーズは和尚も大好きです。以前にイタリア旅行したとき
運転手さんのお進めでバルメザンチーズとオリーブだけの
スパを頂きましたが、これが絶品でした!!

そんなイタリアンで欠かせないにチーズですが、仏教と
深いつながりがあることをご存知でしょうか?

仏教用語の一つである「醍醐味」は、美味しいものを
指す言葉ですが、この「醍醐」とはチーズに非常に似た
食材です。

お釈迦さまが、入滅した様子を描いた経典「大涅槃経」には
「牛より乳を出し、乳より酪(らく)を出し、酪より生酥(せいそ)を
出し、生酥より熟酥(じゅくそ)を出し、熟酥より醍醐を出す、
仏の教えもまた同じく、仏より十二部経を出し、十二部経より
修多羅(しゅたら)を出し、修多羅より方等経を出し、方等経より
般若波羅密を出し、般若波羅密より大涅槃経を出す」
とあります。

つまり牛乳を加工していくうちに徐々に美味しいものへと変化していき
やがて最も美味し醍醐(チーズ)に至るのと同様に仏教の教えの
深まる様子が記されています。

ちなみに日本では、平安時代には醍醐の一歩手前である「蘇」が
作られていました。

蘇は、モッツァレラチーズなどのようなフレッシュチーズの一種だったと
考えられています。

文武天皇の時代(697〜707)には蘇が作られた最初の記録として残っており、
典薬寮という部署の乳牛院という行政機関が生産を担っており、
薬やお供え物として作られていたようです。

ナチュラルチーズが現代社会で一般的になったのは最近のことの
ように思われますが、実は仏教とともに約1300年前から日本では
大切に扱われていたのです。

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