ケニアの空港は、かなりロカールな感じで混沌としています。
ここから車で370キロの6時間走ると野生の王国マサイラマ
国立保護区に着きます。
370キロというと東京⇔名古屋、東京⇔仙台くらいです。
この道が途中から未舗装の凸凹道になりバウンドの激しさは
前後・左右・上下と相当なものです。
ドラーバーのジョンさんが、念入りに後ろのドアをダブルロック
していた意味がわかりました。
途中には、街らしき集落が点在します。学校がたくさんあります。
それに男の方が、二人で仲良く談笑しているカップルを見かける
ので不思議な感じです。
バウンドがスゴイので写真は撮れない・・・。
移動に飛行機という方法もあったのですが、途中にあるグレート・
リフト・バレーという大地溝帯を見たかったので車の移動です。
Great Rift Valleyは、アフリカ大陸を南北に縦断する巨大な谷で、
プレート境界の一つです。この谷は、幅35~100キロ総延長は
7000キロもあります。
800万年前から形成され始め、現在も1年に5ミリずつ東西に
裂けているといわれ、このままいけば数百万年後に、東側は完全に
アフリカ大陸からちぎれてしまうということになるそうです。
グレートリフトバレーの出現によって、湿った西風が遮断されたため、
東側は森林が消え、乾燥したサバンナとなったとか。
もともとそこの森林の木の上で生活をしていたサルは、陸上での
生活にも適応すべく二足歩行を始め、これがヒトの始まりという
説があります。
化石人骨が多く出土することでも有名であり、「人類の起源の地」と
されている理由です。
アクア説もあるみたいですが、どちらにしても東京から24時間
くらいで、人類の原点らしき所に立っている自分に感動です。
続く。。。