坊主憎けりゃ袈裟まで憎い


6月のことを陰暦で「水無月」と言います。
昔の言葉は素敵ですね。

水の無い月と書きますが、ここでいう「無」は
格助詞の「の」にあたり、「水の月」という意味
だそうです。

つまり陰暦の6月は、田んぼに水を引く月で
あるので「水の月」というわけです。

お坊さんの袈裟は、この田んぼの形に似ていると
思いませんか?

袈裟のことを、福田衣(ふくでんね)と言います。

田んぼに水を引いて青々とした穂が輝き、そして
大切なお米が実ります。

それと同じように「仏も教え」によって心が清々と
なり、大きな悟りを得られるので田んぼの形をして
いるのです。

もっとも袈裟はパッチワークなので、1枚1枚の
小布をつなげているので、このような形にならざるを
えないのですが、そんなことを知ると仏教がおもしろく
なりますね!

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