お彼岸に祈る



お彼岸ですね・・・。

1週間の内で連休や土日のお休みが、かぶっている
珍しい彼岸週間です。

昔は彼岸は、午前中がとても混み合いました。
何よりも仏さまのことは一番にという「思い」が
あったでしょうし、お寺の近くにお住まいでした。

最近では、社会の構造が変わってきて、夕方くらいが
忙しくなって来ました。

ご遠方になってしまったり、レジャーや会社の帰りだったり、
自分にあったライフスタイルお参りする方が多くなりました。

お休みの関係もあって、今年は1週間分散型のお参りのような
感じです。

どんな世であっても変わらないのが、必ず秋のお彼岸のころに
開花する彼岸花・・・。

満開になると、目を見張るほどあでやかで見事です。

しかし、彼岸花は、有毒植物であり墓地に咲いているからか
多くの別名があり、死人花、幽霊花とも呼ばれ不吉なイメージを
持っている人もいるようです。

彼岸花の最もポピュラーな別名は「曼珠沙華」です。

これは、仏典に出てくる四華の一つです。四華とは、めでたい
前兆として、天から降る4種類の花のことです。

『法華経』には、ブッダが教えを説いたあと瞑想に入ると、
天は「曼陀羅華」「摩訶曼陀羅華」「曼殊沙華」「摩訶曼殊沙華」を
降らして、ブッダの頭上および大衆の頭上に散じたとあります。

とても、ありがたい花なのかもしれませんね。

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お彼岸に祈る への1件のコメント

  1. 日の出 のコメント:

    Unknown
    天が降らしてくれた花なんですね

    彼岸花は外来種なんだぁ~♪

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