1ヶ月くらい前にある方を通してインタビューしたい
とのオファーがありました。
「葬式離れを招いた既存仏教界からの反省」という視点
からのページを作るとのこと・・・。
僧侶不信を招いた原因や、これからの寺院は何をして
いかなければならないのか、僧侶としてのあり方や、
檀家・地域住民との関係をどう作っていくか・・?
そんなことについて仏教界から辛口のコメントを入れたい
という要望でした。
理由は、いろいろありますがご丁重にお断りしました。
どんな内容になっているのかとページをめくりました。
あっ~~経王寺さまの五井御住職ですね。
笑顔がとても素敵で吸い込まれちゃいそうです。
もともと葬儀は、心の問題であったのに、お金の絡む
ことなので、いつの間にか経済問題、消費者問題になって
しまいました。
それらを「良い葬儀」とか看板をあげて、相談業を専門に扱う
方々などもいて、それがまた裏では「紹介業」「コミッション」
という商業ベースになっているというありさま・・・。
高齢化社会を迎え、葬儀業界は大きなマーケットみたいです。
第一生命保険の研究所の小谷みどりさんは、大震災を
きっかけに見直される「葬式不要論」を掲載されていました。
「葬式は、単なるお別れのイベントではないことに、多くの
人たちが気づいた」と指摘しています。
これを機会に「心」や「信心」の問題として葬儀が語られると
良いのですが・・・。
「葬儀」は、喪主として体験すること・・。これがとても
大切なことを教えてくれるように和尚は感じています。