お寺で長年にわたって幼稚園を運営している友人に
久しぶりに会いました。
政府が進める「幼保一体化」についてブリブリ
怒っているのです。
現場のことが全然わかっていないと・・・。
幼稚園と保育所を垣根を取り払い「こども園」を
新設すると発表したのでお役人が説明にきたみたいです。
寝耳に水の現場は大騒ぎだったとか・・・。
幼稚園は文部科学省、幼稚園は厚生労働省と分かれていて
それを「子ども家庭省」なるものを新設して改革をアピール
したいという思案があるとのこと・・・。
確かに幼稚園では、預かり保育をしたり、保育園では
教育的なカリキュラムを組んだりして、その差がなくなって
きているのかもしれません。
しかし幼稚園は4時間、保育園は8時間と差があって、それを
午後7時までに延長しようと、親の都合を主とした労働条件に
合わそうとしていると怒っているのです。
子どもには、そんな長い時間は必要ないんです・・・。
むしろ「親が子どもにあわせてもらわないと、子どもがかわいそう・・・」と、
長年にわたって子どもを見てきた彼の言葉でした。
子どもといえば、これまた違う友人が怒っていました。
というのも本堂で法事中に子どもが泣いても知らんぷりの両親が
多いとか・・・。先日はお経を中断して怒ったそうです。
確かに昔の方は、入り口の側に座り、子どもが泣けば直ぐに外へ
連れ出していたように思います。
最近の方は、一番奥に入り泣いても「シィ~~!」というだけ・・・。
お坊さんの鐘の音がいけないんでしょと、いわんばかりの様子で
リビング状態の方も多いとか・・・。
最近は「日本はどうなる」という雰囲気がありますが、なにか大切なことが
欠落していっているような感じですねぇ!!