東京国立博物館の平成館で、12月12日まで特別展
「東大寺大仏―天平の至宝―」が開かれています。
今回の特別展は、東大寺の創建に深く関わった光明皇后が
亡くなられてから、今年で1250年になることを記念して
行われるものです。
そういえば9月にお参りしたときは、大仏堂前の八角灯籠が
なかったのは東京に出張中だったんですね!
さすがに実物の大仏さまを上野に持ってくるわけには
いきませんが、法華堂の本尊である不空羂索観音の光背部が、
お寺の外で初めて公開されるなど、東大寺の魅力や歴史を
たっぷりと楽しむことができます。
会場内では、大仏さまのバーチャルリアリティ(VR)映像が
上映されています。
創建当時の大仏殿をはじめ、大仏さまの表情や細かな造りなどを、
あらゆる角度から鮮明な映像で再現しています。
実物では光背に覆われている背中の部分を拝むことができるのも、
VRならではの魅力・・・。
背中に開けられた穴は、写経や写仏を納めるのに使われているそうです。
源平争乱期と戦国時代の2度にわたる戦火をくぐり抜け、
そのたびに復興を遂げた東大寺。
再建の中心を担った2人の高僧、重源と公慶についての
展示が充実しているのも、見どころの一つです。
大仏さまの右手のレプリカも展示されていて、なかなかの迫力です。
それにしても、スゴイ感情線ですね・・・・!
感情線の末端が上に行けば行くほど感情的な傾向が強くなり、
下向きになると陰湿な傾向だとか・・・・。
この大仏様のように、しっかりと水平だと「冷静沈着」な
傾向が強いそうで、やっぱり仏様はクールなのかもしれませんね!