お月見と仏さま



22日は十五夜のお月見・・・

こんなに暑い月見は、情緒がないというか今ひとつ
実感がわきませんね・・・。

お月見の風習が中国から日本にもたらされたのは、
仏教伝来のあとで平安時代ごろ・・・。

時の醍醐天皇が月見の宴を開いた記録が残っています。
最初は貴族たちの行事でしたが、江戸時代に入ると庶民の間でも
広く定着するようになりました。

その十五夜のお月見で、「うさぎ うさぎ なに見てはねる」と
歌われるように、日本では昔から「お月さまにはウサギが住んでいる」と
信じられてきました。

実はこの伝承、『ササジャータカ』という仏教説話に基づいているのです。

仲良しのサルとキツネとウサギが、力尽きて倒れてしまった老人を
見つけます。サルとキツネは自分で探してきた食べ物を老人に与え
ますが、ウサギは何も持ってくることができません。

老人を助けたい一心で、自らを食料にしてもらおうと火の中に
飛び込んだウサギ・・・。

実はこの老人は、帝釈天でウサギの献身的な姿を後世に伝えようと、
月に上らせたのです。

ウサギのように見えるお月さまの模様に影が出ているように
見えるのは、自らの身を焼いた時の煙なのだとか・・・。

手塚治虫の漫画『ブッダ』にも登場する話です。

今年の十五夜は、秋のお彼岸の真っ最中・・・。

お月さまを眺めながら、ご先祖さまを思い、自分自身の人生を見つめ
直す時間にできたら、素敵ですね

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2 Responses to お月見と仏さま

  1. アミターバ のコメント:

    本生経
    はじめまして、仏教が好きな中三です。ジャータカのウサギの説話は知っていましたが、それが月に上げられたという話ははじめて聞きました。昨日の月は綺麗でしたね。秋が楽しめるようにと手を合わせました。

  2. 和尚 のコメント:

    アミターバさま
    月光浴て素敵なんですよ・・・!!

    ユーミンの曲に「14番目の月」という
    ような歌がありましたが、そんな一歩手前の
    月が和尚は大好きです。

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