「十一面観世音菩薩」の開眼法要



このブログでご報告した「十一面観世音菩薩」開眼法要
真言宗豊山派の総本山である大和・長谷寺行われました。

神亀四年(727)に徳道上人が、真言宗豊山派の総本山である
大和・長谷寺に「十一面観世音菩薩」を御本尊としてお祀りに
なられてから1300年近くを迎えます。

国の重要文化財であり、12㍍もある観音様は「長谷式」と呼ばれ、
数多くの霊験とともに観音霊場の御本尊として多くの信仰を集めて
きました。

その長谷寺の末寺である金剛院は、もうすぐにお寺ができてから
500年を迎えます。

この節目にあたり長谷寺御本尊と同じ「十一面観世音菩薩」を
模刻造立しました。

この観音様を本堂にお祀りし、約10年間にわたってそれなりの
前方便を修してから、御本山の長谷寺での開眼供養を賜るご縁を
頂きました。

しかも、管長猊下のご法力を賜り、長谷寺寺務長台下、ご山内の役僧の
皆様方の御助法を頂き、大変ありがたい開眼法要を厳修して頂きました。

ご面倒なお願いにも関わらず、お手配を頂いた職員の皆様方にも感謝
申しあげます。本当にありがたいことであります。

二度と見ることができない長谷寺御本尊と金剛院の観音様、管長猊下の
3ショットです。

金剛院歴代先師尊霊と檀信徒一切精霊の報恩謝徳を祈りながら、
和尚的には、この観音信仰を広め、頑張りたいとモチベーションが
かかるご法要でした。

数十名でお迎え頂いた檀信徒も感激の様子・・・。

「私の逝くところができました」と、目に涙を浮かべた方・・・。

ご先祖様も自分も一切が守られている、ありがたい「観音浄土」の
世界観を感じられたのでしょう。

いろいろな方との「ご縁」と「いま、ここ」というタイミングがあって、このたびの
「開眼法要」が行われたと思います。

それは偶然のことではなく、一つ一つの積み重ねの中で、何かの「線」が
つながった「仏縁」だったと、つくづく思う檀参旅行でした。

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「十一面観世音菩薩」の開眼法要 への2件のフィードバック

  1. ベネトン のコメント:

    素敵な観音さま
    無事におつとめが終わったんですね!
    今度、お参りさせてください。
    日本に帰るのは、寒くなってからだと思いますが・・・。

  2. 和尚 のコメント:

    ベネトンさま
    お待ちしています~~。
    お体大切にガンバってくださいね

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