先日の金剛院什物「十一面観世音菩薩」のお届けから
ちょうど1ヶ月・・・。
(この様子は、こちらのデジブックからどうぞ)
先日は旧暦の観音様の縁日だったので、お預けしてある
観音をお参りしてきました。
山門を入って、先ず目に止まるのが登り廊という階段です。
399段登らないと観音様にお参りできません。
しかも最初の第一登廊は、優しい緩やかな階段ですが、
3番目の階段は、傾斜や段高も高く「ドッコイショ」と
いう感じです。
すべての煩悩を洗い出さないと観音様には、お目にかかれ
ないのでしょう。
そんな理由もこれからの高齢化だったり、酷暑となれば
エスカレーター設置は必要不可欠かもしれませんね。
同じ真言宗の宝塚・中山寺は、長い階段を苦労して登っていた
のですが、震災後に近代的なエスカレーターを設置・・・。
違和感あると言う方も、便利だと言う方も・・・。
考えてみれば建立当時のお寺は、その時代の最先端技術により
作られたものだったのですから、あってもおかしくはないですね・・・。
でも情緒も無くなってしまいます。和尚が若いころに行者として
修行をしていたとき、この美しい登廊で美しい女優の岩下志摩さんが
CMの撮影にきていました。
この「美しい登廊」の行方は、どうなってしまうのでしょうか・・・?
ご無沙汰してます
美しい登廊、周りの景色を眺めながら昇るので、
まだあんまり苦になりませんでした。
デジブック拝見して、また長谷寺に伺いたくなりました。