今日6月15日は、真言宗を開かれた弘法大師・空海の
お誕生日です。
この日は、不空三蔵(ふくうさんぞう)という真言宗の
大切な教えを伝えた方の命日でもあり、弘法大師は、この
偉大な不空の生まれ変わりとも言われています。
お大師さまは「蓮を観じて自浄を知り、木の実を見て
心徳を覚る」と言われています。
「花」を見るのではなくて、見るところは「種」なんですよ!!
「種」を見なさいと言います。
蓮の花は、どんなに泥中から生まれても、それに染まらない
綺麗な花を咲かせます。
つまり素敵な「種」を持っているわけで、我々の心も本来は
「清浄」であることに気がつきなさい・・・。
子どものころは、誰でもも清らかな美しい心を持っていま
したね?
でも成長するに従って少しずつ汚れてきてはいませんか・・・?
ひとつの小さな木の実の中にも、根、茎、葉、花などすべてを
具えているように、我々の心にも本来的に勝れた特質が具わって
いることを感じなさいといわれているのです。
子どものころは、誰もが希望を持ち何でもできるように思って
いましたね?
でも成長するに従って少しずつ希望が無くなってきてはいませんか?
このステキな種を「仏種」とか「仏心」「本覚」とか言いますが、
この種は「縁」がないと花を咲かせません。
花の種も水や土、肥料や太陽などのたくさんの「縁」が
あって花が咲くわけですから、人の心の中にある「仏心」も
同じことになります。
そしてどのような「縁」を増やしていくか、気づいていけるかは
すべてあなた次第なのです。
ほら~~身の回りの素敵な「縁」が、スルーしちゃっていませんか・・・?