今年は寒暖の差が激しいのか、やっと若葉が息吹いて
きました。
日本の色の呼び方は、同じ緑でも・・・。
若草色、若葉色、若緑、青竹色、青丹色、青緑、浅緑、
鶯色、草色、苔色、木賊色、苗色、白緑、深緑、松葉色、
萌木色、柳色
などなどと、デリケートに色を使いこなします。
そんな中で 麹塵色(きくじん)というのがあって、
蛍光灯の下で見ると「緑色」、白熱灯の下で見ると「赤紫色」
日中の直射日光では「玉虫色」、屋内の間接的な太陽光では
「黄緑色」に輝く不思議な色があります。
麹塵色は、古く平安の初め頃より天皇が召す服の色で、
「禁色」といわれ使ってはいけない色でした。
英国のバーバリーのコートが、緑と赤の玉虫色ですが、
東西の貴人が、求めた色彩は似ているものがあるのかもしれません。
そんな門外不出な色だったので、作り方がよくわからないとも
言われていますが、それに挑戦した方に「経袋」を作って頂きました。
微妙に色彩を変える姿は、まさに品格を感じさせます。
なぜかiPhone用のケースも、さりげなくついていました!!
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