フードマイレージって知ってますか?



スーパーに所狭しと並ぶ、いろいろな食材・・・。
同じ食材でも産地やブランドがさまざまで、「パスタなら
イタリア産の○○○」「うどんなら讃岐の○○○製麺」というふうに、
こだわりを持つ人も少なくありません。

でも都会で暮らしていると、食べ物は海外を含めて遠く離れた
ところから運ばれてくるものばかり・・・。

おいしい物を食べて幸せな気分になるのはいいことですが、
都会まで食材が運ばれてくることを考えると、環境の面からは
どうなんでしょうか? 決してエコではないような気もします。

最近、こうした食料の輸送が、環境に与える影響を評価するため、
「フードマイレージ」という考え方が使われているそうです。

食料の輸入量と海外から運んだ距離を掛け算した数字(トン・キロメートル)で
表し、この数字が大きいほど食料の輸送で環境へ負荷を与えていることになります。

ちなみに、2001年のデータを使った農林水産省の試算によると、
日本のフードマイレージは、国民1人当たり7093トン・キロメートル。
アメリカのおよそ7倍で、先進国では断トツのトップです。

つまり私たちの食が、いかに海外に依存しているかをあらためて
感じます。

駅の立ち食いそばに使われる食材を調べたら、純国産は薬味のネギだけ
だったいう笑い話のような現実もあります。

「その土地で取れた旬のもの」を上手に、無駄なく調理することが
基本だったわけですが、もう少し質素でも良いのかもしれませんね。

カテゴリー: 金剛院和尚のブツブツ雑記 パーマリンク

フードマイレージって知ってますか? への2件のフィードバック

  1. フードアナリスト食人 のコメント:

    そうなんですか。
    地産地消が一番ですね。

  2. 和尚 のコメント:

    フードアナリスト食人さま
    そういう考えで、こだわりを持ってお店をして
    いる方も多くなりましたね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください