アスワンからルクソールまでは、ナイル川を
ゆっくりとクルーズです。
船で朝食をとり観光、船に戻り昼食、また観光・・・
そして夕食・・・。
船旅は、荷物の整理がないので楽です。
朝は屋上のデッキに出て、アフリカンな朝日に向かって
座禅しました。気持ちがいい~~~~よ!!
香港からのお客さんも乗船していたので、太極拳を伝授して
頂きました。お腹がプルプルと刺激されます。立座禅と言われる
くらいですから、体に効いた感じです。
夜は、巨大なスカートが高速回転するエジプト伝統のタンヌーラ
という旋回舞踊・・・。
まわる、まわる、そのたびに長いドレスが変化して行きます。
思わず見とれて写真を撮るのを忘れてしまいました。
さらには妖艶なベリーダンスや乗船客の仮装パーティーなどが
行われます。
この日は、スタッフさんの導きで日中のダンス会に変身・・・?
あっという間の船旅です。
ルクソールの王家の谷は、岩山の谷にある岩窟墓群のこと。
古代エジプトの王たちの墓が、集中していることから、
この名がついたのです。
お墓の多くが盗掘にあっていたことから、トトメス1世によって
自分の墓のありかを隠す目的で、この谷に初めて岩窟墓が
建設されたといいます。
発掘されたツタンカーメン王の墓は、唯一未盗掘で、副葬品の
財宝が完全な形で発見されたといいます。
王のミイラも展示されていて、マラリア亡くなったことを日本に
帰ってきた時のニュースで知りました。
どこをみても墓、墓、墓でいまも発掘がされています。
お墓になれている和尚ですが、完全に観光化されているところに、
なんだが微妙な気分です。
ルクソールの各神殿は、巨大な列柱やオベリスクが見事でした。
列柱は、パピルスの茎と花のイメージで、高さ15㍍もある石柱は
122本もあり、大人が、十数人手をつないでようやく抱えられる
大きさといえば、どのくらいか理解できるでしょう。
人間を超越して、神の領域に入ろうとする・・・
そんな思いが感じられ鳥肌が立つ感じです。
ピラミッドや神殿の巨石文化の、共通する何かがあるようです。
3000~5000年の歴史の中で、何か人類の原点をみるような
旅でした(終)