お彼岸の連休は、気持ちの良い天気でした。
でも境内の木々をみていると、何か生態系が変化してきて
いるような感じがします。
人間が出す二酸化炭素が、「地球温暖化」を加速させるので、
鳩山総理が、温室効果ガス25%削減をコミットしましたね。
このまま何もしなければ100年後には、地球の平均気温は
上昇し砂漠化されて、すべての生命は絶滅するという絶望の
シナリオだとか・・・。
弘法大師空海は、弟子の智泉が亡くなった時に、次のような歌を
詠んだといわれています。
阿字の子が 阿字のふるさと 立出でて また立返る 阿字のふるさと
(あじのこが あじのふるさと たちいでて またたちかえる あじのふるさと)
阿字とは、真言宗の教主である大日如来のこと。
大日如来は、真言宗では、「森羅万象」「宇宙」、あるいは
「いのちが循環するそのもの」を象徴する存在です。
「大日如来の子どもが、大日如来の故郷からやってきて、地球上の命として
存在し、そのお役目が終わると、また大日如来のふるさとに帰っていく」
という、密教の生死観を表しています。
「いのちかえす日」から、高温で火葬された遺体のほとんどは、
水蒸気として天に昇り、その上空で冷やされ雨となって大地を潤し、
その大地から一輪の花が咲きます。
地球温暖化は、「いのち」の循環を止めてしまいます。
身勝手よりも「共生き」、立派なハードよりも、「智慧のあるソフト」の
時代になっていくのでしょうね。
座右の書とさせて頂きます。
阿字の子が 阿字のふるさと立出でて また立返る 阿字のふるさと。カラダが身震いするほど感動しました。ありがとうございます。合掌。
フードアナリスト食人さま![]()
身震いすか・・・