また会えるよね



配偶者の死は辛い・・・。
切手の貼れない手紙を書き続けて7年目・・・。

おかしいでしょ!!いつまでも・・・と奥様は笑います。

奥様は、生きている時は、あたりまえのように過ごしていた
けれど、亡くなってから、いろいろなことを「感じ」、「想い」、
「気づいた」と言います。

境内のお休み処で、そんなことを書かれたお手紙を見せて
頂きました。

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「いのちかえす日」及川恒平さんの歌です。

  いのちかえす日  雪ひとひら
  世界中は すきとおりゆく

  いのちかえす日 歌ひとふし
  胸の奥に こだま してゆく

  いのちかえす日 水ひとくち
  生れいづる  せつなのように

  いのちかえす日 風ひとふき
  楽しかったと その手につげる

  いのちかえす日  雪ひとひら
  世界中は  すきと おりゆく

私たちは自分の命を自分のものだと思っていますが、
それは、間違いだと思います。

私たちの「いのち」は、仏さまから貸して頂いているもの・・・。
借り物の命ですから、お返しするまで大切にしなければいけません。

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夫の後から自殺まで考えましたが、いまではそんな自分自身の
身勝手さをあらためて反省するとか・・・。

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また会えるよね への4件のフィードバック

  1. フードアナリスト食人 のコメント:

    神さまからの拝借もの
    本当にそうなんですね。お借りさせて頂いた命。精一杯頑張ってお役目を終えたいと思います。昨日午後教育テレビで半田孝淳さんのインタビューが1時間番組でありました。素晴らしい本当に素晴らしいです。青葉まつりのお話もされていました。懐の広い方ですね。合掌。

  2. 背骨 のコメント:

    私たちにできることは…
    背骨でございます。

    「光明」の秋号にも出ていましたね…。

    昨年の交通事故による死者は5155人。
    同じ年の自殺者は3万2249人。交通死の6倍以上です。
    私たちがこの数字を「極めて異常」という共通認識を持つところから、始めなくてはいけないと思います。

    「自ら命を絶つ」ことを決断し、実行するまでには私たちが想像する以上の、精神的・肉体的なエネルギーを使っているはずです。どこかで、私たち一人一人がその兆候に気づいてあげることができないのか、世の中の仕組みを含めて真剣に考えなければいけませんね。

    私の実家の近くに、嫌な言い方ですが「自殺の名所」があります。住民や宗教者が手を取り合って、水際で思いとどまらせようと力を注いでおられます。

  3. 和尚 のコメント:

    フードアナリスト食人さま
    私もチラッと拝見しました。
    「愛かわらず」お元気でしたね

  4. 和尚 のコメント:

    背骨さま
    若い方、中高年の方より意外と高齢者の
    自殺が多いとか・・・。
    世の中がめまぐるしく変わり、高齢化社会も迎え
    新しく考えなければいけないことが、たくさん
    あります。

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