蓮のつぼみが胸に咲く



仏教の敬虔な国といえばタイ。その挨拶は合掌です。

タイの合掌は「ワイ」と言うそうです。
その仕草は、両手が斜め上から弧を描くように、すっと胸の前に
吸い込まれるように合わさり、手と手は完全には密着せず中央が
ふんわりと膨らんでいるのです。

蓮のつぼみをイメージした形とか・・・。

手首の角度も優雅で、肘も無理無く脇腹に密着し、全体的に
無駄な力がかかっていない感じで、その作法は実に美しいです。

合掌だけではなくて、その合掌と同時に、上体をまっすぐにしたまま、
両膝をくっつけて少し斜めに曲げます。

う~ん、身体をまっすぐにしたまま膝を「く」の字にして、ちょっと
膝を右側に曲げて姿勢を少し低くするん感じですかね~~。

それがまあ、なんともエレガント。

一連の動作が、最初は素早く、そしてフォームが完成に近づくに
従って徐々にゆっくりとなって、ワイの姿勢へと収束するんです。
その間、1秒足らず・・・。

合掌の仕方は、さまざまであっても、その姿が美しかったり
エレガントに見えるのは、おそらくその作法が、日常生活に浸透して
いるからだと思うわけです。

なんでも、タイの学校ではワイ(合掌)の仕方に、たっぷり時間を
割いて教育するそうです。

それが信心とともに日常的にワイをするんですから、そりゃフォームが
洗練されますよね。

合掌は、仏と私たちが一体となった印です。それは相手を敬い、
自分をも肯定し、すべてがOKな清らかな「平和」の世界観を表した
素晴らしい形なのです。

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