納涼花火はご先祖さまと



花火大会、真っ盛りの季節です。

財政難で中止になるところもあるようですが、東京は、隅田川の
花火から始まり、江戸川、板橋、神宮、東京湾と続き、何万発と
打ち上げ数も多く立派です。

真夏の夜、河川敷で開かれる花火大会・・・。
花火は、やはり暑い夏に似合います。浴衣、うちわ、夕涼み、
納涼の意味がこめられているからでしょう。

両国の川開きとも関係し、中断、そして再開と、曲折をへてきた
有名な「隅田川の花火大会」が、本格的に始まったのは享保18年
(1733)といいます。

その前年に大飢饉がおこり、多くの餓死者が出て、それに心を痛めた
将軍・徳川吉宗公が、慰霊のために隅田川で、仏教でいうところの
「おせがき」法要を営み、あわせて花火を打ち上げたのだそうです。

いまでも、いくつかの花火大会では、災害の犠牲者や、ご先祖さまの霊を
なぐさめるために、「川せがき」や「精霊流し」があり、ところによっては
実際にお坊さんがお経を上げて、それからいよいよ花火の打ち上げ・・・
というところもあるようです。

夜風に身をあずけながら、漆黒の空に「ド~~~ン」という大音とともに
広がる大輪の花に、「たまや~~~」と歓声を上げつつ、しばし暑さを
忘れるます。

東京の「おせがき」や「お盆」は、終わってしまいましたが、これから
地方の同じ行事が始まります。

現世の私たちだけでなく、私たちを見守っている「ご先祖さま」に
とっても、花火は、一緒に楽しむ納涼大会なのかもしれませんね。

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