いまから1200年ほどまえ、一人の青年層は、指先に渡された
花を、震える手で握りしめたに違いありません。
その花に、すべてを託し指先を開いて花を落とすと、吸い込まれる
ように大日如来という仏さまの上に落ちたと伝えられています。
その青年僧は弘法大師・・・。32歳のときでした。
唐(中国)の都で、師僧の恵果阿闍梨から真言密教の奥義を
伝える「灌頂」(かんじょう)という儀式を受法されたときのことです。
この儀式は、極めて複雑で数多くの構成で成り立っていますが、
他の宗派にはない、すべて真言密教特有の深い意味を表すものです。
そして、それと同じ方法によって「結縁灌頂」(けちえんかんじょ)
という儀式が護国寺で行われました。
善男善女の檀信徒が、真言宗豊山派管長猊下であられる
小野塚幾澄大阿闍梨さまをお迎えして受法されたのです。
『金剛頂瑜伽中略出念誦経』というお経の中には、荘厳された大曼荼羅を
禮拜し、この儀式を受ければ、すべての「わざわい」が離れていくと伝えられ
ています。
300名の受者の入壇が終わり、静かになった堂内で後供養が行われ、
参加された方々の、さらなる息災を祈って50名近い僧侶たちが
読経する空間は、仏の威光を感ずる瞬間です。
多くの「勝縁」を得られる、この結縁灌頂に参加頂いた皆様、
そしてお手伝いの方々・・・お疲れさまでした。
Unknown
ありがたいご縁でした。
すばらしかっです
緊張して終わってみると細かいことは
覚えていませんが、1200年お大師さまと
一緒と思うと、とてもありがたく感じられえます。
私は3時ころの終わりましたが、和尚さまは
その後も私たちのためにお祈り下さっていたのですね。ありがとうございます。
不思議なご縁
初めまして!
私も10年くらい前にで受けたことがあります。
終わってから、いままで音信不通の人から、連絡があり、いまではなくてはならない存在になってます。今の旦那ですけどm(__)m
Unknownさま
なかなか、このような機会に巡り会うことは
ありません。良い仏縁でしたね
yuoさま
お疲れさまでした。
「ごくよう」といって、阿闍梨さまが終わった後に
修法をされます。
そして力強い僧侶の声は、きっと仏さまのところへ
届いてますよ
あやさま
あら~~良かったでね。
世の中、不思議なことはたくさんありますからね。
これからもお幸せに