奈良・興福寺の創建1300年を記念して開催されている
「国宝 阿修羅展」を見てきました。
阿修羅は、修羅場と言われるくらい帝釈天と壮絶な戦いを
してきました。最後は戦いに敗れ仏教を深く信じるようになり
仏さまを守る守護神としてまつられています。
三面六臂というお顔が3体、腕が6本と、かなりきわどい格好
ですが、そんな違和感もなく、眉をひそめた悲しい憂いの顔が
何とも不思議な感じです。
このお顔にそっくりな方がいるんですけれど・・・。
興福寺でお参りさせて頂いた時は、正面しか見ることができません
でしたが、今回の展示はガラスケースの中ではなく、前後左右から
自由に拝観できる露出展示なので、その魅力を十分に堪能できます。
耳は3個でしたね。鼻の穴もありませんでした。
今回の開催にあたってレーザー光線をあてられ、すべての
ボディサイズを科学的に検証されてしまった阿修羅さま・・・。
そのためフィギアも簡単に作られるようになってしまいました。
何かありがたくないような感じですが・・・。