お盆の季節(3)



六道まいりでお迎えし、あの世から里帰りしたという
祖霊は、それぞれの家にとどまります。

そして16日の夜に京都五山に大文字が点火され、順次、
左大文字・鳥居・船形・妙法と火が灯り、この送り火を頼りに、
再びあの世へ還って行くのだといわれています。

いまでは観光化されてしまっていて、こんなお菓子も限定販売
されています。

1時間くらいの行事ですが、昔の人は、炎が消えていく儚さに
過ぎ行く夏を想い、また現世に生きる我々の「苦」も送りたいと
思ったのでしょう・・・。

先祖から見れば、我々がこの世に生きて戸惑う「苦」は、
あまりにも、小さくてちっぽけ過ぎるのかもしれません。

「もっと大きな視野で物事を見ろよ!」そんなお土産を残して
今年も京都のお盆が終わり、秋を迎えます。

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お盆の季節(3) への4件のフィードバック

  1. takaboar のコメント:

    お念珠
    お尋ねします。
    菩提樹のお念珠ですが、水で洗ったりしてもよろしいものでしょうか?
    濡らさずにいたほうが良いだろうナア・・なんて思いますけど、この暑さで汗だくなので、それも良くないだろう・・と心配しています。
    メールでお尋ねしようと思ったのですが、アドレスが解らずにこのコメント欄をお借りしてお尋ねします。

  2. 和尚 のコメント:

    takaboarさま
    水で洗ったらダメでしょ・・・。
    適当な油分は菩提樹であれば、良い色になります。
    汗が気になるならば、ファイバークロスのような
    微細な布でふくだけでOKです。
    目の粗い堅い布は、念珠を傷つけてしまい
    そこに汚れが入るのが最悪です。
    菩提樹よりも水晶が良いんじゃないですか?

  3. takaboar のコメント:

    有難うございました
    有難うございます。
    そうなんです。汗が気になっていたのです。
    ‥‥‥というか、あまりの汗で念珠が臭く(^_^;)なってしまって‥‥‥。一日中、身につけているものですから‥‥‥

  4. 和尚 のコメント:

    takaboarさま
    エエッ~~臭いんですか・・・・。
    そりゃ困りましたね・・・。
    やっぱり水晶が良いんじゃない~~~。

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