花柳寿之介さんの日本舞踏を見てきました。
寿之介さんは、和尚の寺の檀家さんで、花柳流という
日本舞踊の最大とされる流派の師範さんです。
関東では日本舞踊は、舞台上で披露される「踊り」です。
でも、関西に行くとお座敷などの小さな空間で「舞い」と
呼ばれる大きな違いがあります。なにかやさしい感じです。
日本舞踊の動きは、日常の動作の模倣で成り立っています。
何かの「真似する」ことによって、その振る舞う動きの
「線」を美しく魅力的にしていくと踊りになってしまいます。
たとえば正面にいる人にお酒をつぐとどうしますか?
右手にビール瓶を持ってハイどうぞ~~~。
これはいけません・・・。右手にビールを持って
その右肩を内側に入れて、左手を添えてビールをひっくり
返し気味に、左側からつぐくらいにすると、女性の美しい
「線」が現れます。
間のリズムも大切で、どこかで目を合わせて動作に
「間」をためると、より美しくなります。
「なりすます」ことの繰り返しで、踊りに深みができて
くるのでしょう。
私たちも「仏さま」のように「なりすまして」いると
自然と「仏のこころ」に近づいて行くのかもしれませんね。
なりすます…
和尚さま、本日のお話は(も)とてもありがたく、胸に沁みました。払っても払ってもこみ上げてくる『後ろ向きな考え』に我ながらうんざりしながらも、どうしたら良いのか途方にくれていましたから…。悩みながらではありますが、たどり着きたい境地が見えたように思います。
演技でも・・・
私はつい眉間に皺を寄せて、不機嫌な顔になってしまいます。
とある弁天さまの像を拝みに行ったとき、
ああこんな穏やかなお顔になりたい、と思ったものでした。
和尚さまのおっしゃるように、なりすまして・・・
気持ちに余裕がないときでも、にっこり微笑んでいたらいつか・・・。
演技でも・・・
私はつい眉間に皺を寄せて、不機嫌な顔になってしまいます。
とある弁天さまの像を拝みに行ったとき、
ああこんな穏やかなお顔になりたい、と思ったものでした。
和尚さまのおっしゃるように、なりすまして・・・
気持ちに余裕がないときでも、にっこり微笑んでいたらいつか・・・。
玉虫さま
無駄とも思える一つ一つのプロセスが
大切なのだと思いますよ
蘭子さま
演技ばかりだと本来の自分との
ギャップに悩まされますよ