いや~今日は飛びきり暑かったですね。
この時期には、お寺さんで法話を頼まれることが
多いです。
あるお寺さんでは、もう10年以上もお伺いして
いるでしょうか。檀家さんともお顔なじみで親近感が
あります。
自由席なのに檀家さんて、毎年同じ場所に座っているん
ですよね~~不思議!!落ち着くんですかね?
本堂は、100名くらいのちょうど良い人数で、
エアコンも入っていてイス席なので皆さん真剣に聞いて
下さいます。
今回は曼荼羅(まんだら)のお話・・・。
胎蔵の曼荼羅は、私たちに対する仏さまの大きな
慈悲、肯定、受容という心を母胎として表しました。
金剛界曼荼羅の「金剛」とは、ダイヤモンドのことですが、
ここでは「仏の大きな智慧」のこと。
「界」とは「元要素」の意味で「仏の智慧を元要素とする
曼荼羅」のことです。
「慈悲と智慧」「弁別と包容」という、仏さまの大きな
二つの働きを表しているのです。
完成された「マンダラ」は、すべてがオンリー・ワンで
ありながら、緊密に連携してそれぞれの花を咲かせ、その
役割を果たしています。
これを具体的にどのように生活感ある言葉で伝えるのかが
法話の醍醐味でもあります。