世の中にはいろいろなお寺があるもので
山梨県の大善寺は、ぶどう寺と呼ばれています。
いまから1300年ほど前に行基というお坊さんが
修行していると葡萄を持った薬師如来が現れたとか・・・。
行基はその夢を喜び、早速に現れたお姿と同じ薬師如来像を
刻んで安置しました。
これが大善寺はじまりで、法薬としての「ぶどう」の
作り方を村人に教えたのです。
つまり山梨県勝沼が、甲州葡萄で栄えたのは、このおかげ
というわけです。
ご本堂の薬師堂は、国宝に指定されていて、流れるような
美しい屋根の曲線と鎌倉時代の寺院建築の力強さを感じる
すばらしい本堂です。
特にビックリしたのは、薬師如来と一緒に安置されている
十二神将の尊像です。
身の丈 1メートルほどの大きさで、これも鎌倉時代を代表
する逸品です。
しかも保存修理によって江戸時代に塗られていた色をすべて剥ぎ、
下から出てきた色が、武田信玄の時代に塗られた色が出ている
というのです。
780年前のにぶい色を放つ、その威風は、むしろ輝きと重みが
感じられる、すばらしい尊像です。
ご本尊はもちろん秘仏ですが、5年ごとに一般にご開帳されます。
ちょうど今年の10月1日~8日ですので、ブドウ、ワイン、
ほうとう、水晶、武田信玄・・・そんなことに興味のある方も、
ぜひお参りを!!
国内あっちこっち
この春に日本に帰って来ました。
行く所どこも美しく、食べる物すべておいしく感じられます。
お寺も神社も仏様もお花も、これからたくさん見に出かけたいです。
和尚様の情報をこれからも楽しみにしています。
蘭子さま
お帰りなさい
海外から帰ってくると日本のすばらしさを
感じますね
すばらしいご縁が頂けると良いですね