都を守って600年



韓国の国宝第1号に指定されている南大門が全焼して
しまいました。

ソウル最古の木造建築で600年以上前に建てられた
韓国のプライドを象徴する建造物です。

昨年、お寺のお檀家さんと韓国の花祭りに参加して
最終日に写真を撮った所なので、記憶に新しい建物です。

写真で確認できるかどうか分かりませんが、門に掲げら
れた扁額(へんがく)という額の文字が縦書きです。

普通は、横書きなのですが南大門は縦書なのです。

これは建設当時に門から見える山の姿が炎の形に似て
いるので、「門から火の気が入ってくる」ことを恐れました。

そこで風水学により、文字を縦に長く書くことによって
「火の気」が入ってこないようにしたそうです。

残念ながら、そんな思いもむなしくソウルの守護的な
存在は一瞬にしてなくなってしまいました。

日本にもすばらしい国宝や、全国のお寺で管理する文化財も
あります。地震国でもあるので本当に他人事のように思えません。

カテゴリー: 金剛院和尚のブツブツ雑記 パーマリンク

都を守って600年 への4件のフィードバック

  1. 武雄 のコメント:

    ほんとに地震国は怖いね、、
    和尚さんのお寺にも扁額は?
    私も地震が怖いし、今住んでる家も
    もう建て替えししないと、扁額てそんな意味だったんですね

  2. 玉虫 のコメント:

    放火…
    今日のニュースで伝えていました…。残念ですね…。

  3. 和尚 のコメント:

    武雄さま
    初めまして!
    お寺には扁額はありません。
    大きな地震は経験したことがありませんが
    有事がないよう祈るだけですね。

  4. 和尚 のコメント:

    玉虫さま
    犯人は捕まった見たいですね。
    日本の統治時代に日本の考えで国宝にして
    しまった経緯があるみたいで、それを良く
    思わない方もいるとか・・・。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください