ありがたい



これは「刷り袈裟」というもの。字の如く紙に
印刷されたお袈裟です。

お寺にある木版刷りの板から紙に刷って袈裟図を作り
亡くなった方の胸元においてあげると成仏するとか、
地獄の苦しみから救われて極楽浄土に生まれ変われる
といいます。

その昔には、「袈裟男」とか「袈裟太郎」という名前の
方もいて、袈裟の功徳を信じていたからでしょう。

人の「ものさし」で考えると馬鹿みたいな話かも
しれませんが、それを越えた仏の「ものさし」で
考えると、そこに信仰が生まれてきます。

そして梵字で「大随求陀羅尼」が刻まれていて、読んで
字の如く「求むるに随って大いにかなう」という真言陀羅尼
です。

聴く功徳・読む功徳・写す功徳・携帯の功徳がすべての
苦悩を除去し、天災地変の厄を攘い、福徳を招き、罪障を
消滅するといわれているので、いつも鞄の中に持って
おれれる方もいるくらいです。

カテゴリー: 金剛院和尚のブツブツ雑記 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください