人間の内面世界



「博物館に初もうで」というキャッチに誘われて
最終日のムンク展を見てきました。

ノルウェーでは、紙幣の肖像にも描かれている国民的な
画家ですが、人間の根幹にある孤独、嫉妬、不安などを
見つめた画家です。

作風も「叫び」や「不安」に代表されるように遠近法を
使った構図の中で、血のような空の色、フィヨルドの
不気味な形、極度にデフォルメされた人物などが特徴です。

と・・・思っていたらムンクの絵はこんなに色彩豊か
だったのかと思うくらい明るい作品・・・。

今回の作品展は、装飾画家としてのムンクに焦点を当てて
いるみたいで、全体を見回すとオーケストラのような
彼の装飾性を浮かび上がらせる企画展でした。

でもキャンパスが明るくなっても、どこかに寂しさの
感じる絵でした。

どんなに華やかでも「孤独」や「不安」を背負って、
私たちは生きているのでしょうか?

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人間の内面世界 への2件のフィードバック

  1. みみ のコメント:

    おめでとうどざいます
    明けましておめでとうございます。
    遅くなりましたが、本年もよろしくお願いいたします。
    いつも和尚様のお言葉に感動し、癒され、そしてこころ豊かになります。私も日々こころ豊かに奏でられたらと思っておりますが難しいです。
    和尚様とご家族様のご健康と、ご多幸をお祈り申し上げます。

  2. 和尚 のコメント:

    みみさま
    おめでとうございます。
    こちらこそよろしくお願いいたします。
    なかなか「こころ豊に」は大変なことですね。
    いつしょに見つけていきましょう。
    良いお年であることをお祈りします。

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