今回の西安訪問は、7年前にお檀家さんとともに西安の
青竜寺というお寺に参拝をしました。
この青竜寺というお寺は、弘法大師が真言密教の教えを
恵果和尚(けいかかしょう)から授かった伝法の場所です。
参拝記念として植樹をしましたが、あいにくその後の管理が
悪くて枯れてしまったのです。
諸行無常とはいえ、参拝した皆さまの思いを考えると、
記念碑的なものが建てれればと思い、青竜寺の寛旭住持と
お話した結果、境内に石碑を建立するご許可を頂いたのです。
その確認と御礼に伺ったわけですが、弘法大師が命がけで
何十日もかけた行程を直行便でわずかに数時間で・・・。
おまけに「ダイハード4」を見ながら、食事を食べて・・・。
本当に申し訳ないと思います。
到着後すぐに青竜寺を訪ねましたが、境内がすっかり
キレイになってビックリです。
寛旭住持と再会を喜び合い、その案内で記念碑前に行くと、
ご丁寧に赤い布をまいて除幕の準備までしていただいています。
除幕するような大きな石碑ではありませんが、皆様方の
お名前も刻んだ記念塔が建立されたのです。
とてもありがたいことですが、お坊さんて実は「記念碑」が
とても大好きなのです。
こんなことが許されると、真言宗のお坊さんは、青竜寺に
みんな記念碑を建てたがるんじゃないかと・・・。
お寺に石のお代を支払うわけですから、お寺も一石二鳥で
しかも石碑が建つとお寺のステイタスになるとも考えて
おられようで・・・。
そんなわけで、石碑だらけになってしまわないでしょうか?
ねぇ!寛旭住持さま・・・。