やっぱり「和」



今日の「和を楽しむ」の休憩時間でお檀家様にお出しする
お菓子は、空也の最中です。

ため息が出そうな銀座のブランド通りシャネル、
ヴィトン、グッチの間にたたずむ老舗のお菓子屋さんです。

このお店の最中は、非常に人気があるので事前に予約して
おかないと、まず買えません。

夏目漱石の「吾輩は猫である」の中に、「空也餅」が
登場していて、明治17年の創業。

「菓子は売れども貸し売りはせず」という、先代からの
教えを守り、支店を設けず、営業時間も5時まで、壊れるので
配送はおこなわず、菓子の種類を少なくして最中一筋での営業です。

「支店を出すと量産しなければならないので、機械を入れると
最中の味が変わる・・・。
人の手で作るからこそ小豆の皮と実の間の旨味とザラザラした
感じも残るのである」(東京老舗の履歴書より)

お店にかかる麻のれんには、「空也もなか」の文字が書いて
あり、有名な洋画化である梅原龍三郎画伯のものだとか・・・。

こだわりを持って菓子作りに励むお店の一つで、お隣の
ブランドより、オシャレな気がするのですが・・・。

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