お寺の山門にあるカヤの木。いま、一杯実をつけて
落ちてきます。実の付き方はクルミや銀杏と良く
似ています。
直径2センチくらいの緑色の固い果肉におおわれている
ので、「バッチ~」とスゴイ音がして落ちてくるんですよ。
静まりかえった夜中に落ちてくると、怖いくらいです。
でもこの時期には、森のような良い香りがして、ちょっと
セラピーな気分です。
昔から「世界で一番高級な碁盤はカヤ盤。何でも柾目の
通ったカヤの木は、碁石を打った時の音が最高だとか・・・。
そして世界で一番美味しい木の実はカヤ」と、いわれて
います。
銀杏は有名ですが、カヤの木がないので食べたことがない
人も多いかと思いますが、多分縄文時代の人は常食して
いたに違いありません。
ちょっとクセはありますが、確かに美味しいです。
不思議なのは、雄株が近くにないのに受粉して実が
できること?どのくらい遠くから飛んでくるのでしょうかね?
興味のある方は、拾いにきてくださいね。掃除も助かって
しまいますから、早朝がいいなぁ~~~。
レシピは、アクが強いので灰汁の中につけてから、
乾燥させて実を取り出して焼いてください。
スリ鉢ですって味噌を入れると、これまた美味しいですよ!!
虫下し、消化促進などの漢方薬としても使われています。