髪をおとして



昨日は得度式(とくどしき)で、新しく僧侶になることを
決意した新発意の介添え役をしてきました。

得度というのは、僧侶になるための最初の儀式で、
「度」というのは「渡る」という意味です。つまり「仏の
世界に渡ることを得る」という意味で仏門に入るための
最初の儀式です。

出家して僧侶となる決意を問われ、修行とはどういうことかを
教わり、父母に別れの挨拶をし、出家の覚悟をします。

髪の毛を剃り、「何物にも染められない」という意味を込めた
「黒い衣」をつけて、仏弟子としての名前(法名)と袈裟を
授かります。そして戒律を授かり修行者としてのあり方を
教わります。

仏門に入った彼は、まだ6歳ですが、生まれながらにして
仏の空気の中で育った彼には、何か違うものがあります。

堂々と立派にその儀式を務めました。
しかし幼少ゆえ、すべてがわかっているわけではありません。

でも、小さな手を合掌し、真剣に阿闍梨さまを見つめる彼の
心には、確かに仏の種が芽生えている・・・と、和尚は思いました。

そして、その彼の小さな小さな徳が、参列者にも伝わっている
のも感じます。

頂いた御名前は「恵明」。明るく人々に仏の教えを恵み、立派な
僧侶になることを願ってやみません。

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2 Responses to 髪をおとして

  1. ゆあん のコメント:


    凛とした表情は、とても6歳とは思えませんね。
    私も、6歳の彼がこの先、人を導ける立派なお坊さんになれますよう、願っております。
    将来が、楽しみですね{face_fight/}

  2. 和尚 のコメント:

    ゆあんさま
    彼が大きくなる頃には、世の中も変わって、
    仏の教えをどのように伝えていくのか、
    悩むこともあるかもしれません。
    頑張って欲しいですね

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