石垣島に伝わる不思議な茶碗があります。
この陶器製の茶碗は、普通に水やお茶を入れますが、
八分目以上入れると、中の水などが下の穴から流れ
でてしまいます。しかも全部・・・。
たぶんサイフォンの原理だと思うのですが、全部なくなって
しまうのが不思議です。
230年前のころ石垣島に宮良殿内(みやらどうんち)に
伝わっていた杯で、八分目以上にお酒を入れると底から
スーと、すべてのお酒が抜けてしまいます。
米子焼工房さんが、宮良家に許可を頂いて陶芸家として
再現したものだそうです。
「欲張りはダメですよ!!」という教訓茶碗なのかも
しれませんね