四国八十八ヵ所などの札所をお参りする
お遍路さんは、「般若心経」などのお経を
写経して奉納すると、お寺から御朱印という
印を頂ける。
製本して本にする方もおられるし、掛け軸に
される方もいるが、信仰の証として一生涯の
宝物にされるほど、お遍路さんにとっては、
貴重なもの・・・。
それが、最近なんと盗難の被害にあう方が多いと
いう。最後の八十番~八十八番のお参りの間で、
ちょっと休憩したりしている間に盗まれてしまう
という。
しかも、盗まれた納経軸などは、オークションや
骨董市で10万円ほどで売られているし、それを
買っている人がいるのが現状だ。
過去には、病気などで「代参」という、自分では
お参りできないので、他人にお参りをゆだねて
納経を頂く方はいた。
いつから、楽して結果だけを求めるという、何とも
信心のない世の中になってしまったのか・・・?