観音信仰の霊場



小学館で発行している「古寺を巡る」は、京都・奈良の
などの古寺を紹介するウイークリーブックで、毎週火曜日に
発売される。

580円は、ちょっと高いけど、お参りした気分には充分
なれるので安上がりかも・・?

次回の第7巻配本は、和尚の寺の本山
「長谷寺」だ。

今回は、京都の清水寺。京都では「きよみずさん」と
呼ばれ、年間4800万人の京都を訪れる観光客の10人に
一人がお参りするという超有名寺院である。

この清水寺の中に成就院(じょうじゅいん)という別坊の
寺院がある。その住職であった月照は、勤皇運動に身を
深め、西郷隆盛との壮絶な最期は有名な話しだ。

どこまでも強い意志を通す方だったんだろう。

そしてまた、この成就院は、相阿弥作・小堀遠州による
補修とも松永貞徳の作(確かな資料が残されていない)とも
伝えられる江戸初期を代表する名園でも有名だ。

特別の時期にしか公開されず、京都の三つの成就院、
雪月花の庭園のうち「月の庭」と称され、国の名所にも
指定されている。

何故ならば、正面の高台寺山を借景にしながら、池に映す
月の景趣が、すばらしいからである。

そして、もう一つすばらしいのは、清水寺の華やかな
賑わう「動」に対して、参拝者の声すら、全く聞こえ
ない「靜」の世界。
そのギャップには、多分驚かされるだろう。

何だかホッとする空間だ・・・

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