これは阿闍梨さまが、特別に許可した者を対象に
仏の教えの極意を伝え授けてくれるものです。
一流があれば二流、三流があるのかと思われますが、
一つの流れという意味です。
録音などは一切ダメで、口伝(くでん)といって、
口で伝えられたことを一生懸命聞いて、その場で
頭の中に入れなければなりません。
80歳を超える阿闍梨さまが、朝から夜まで自らが
修得された教えや作法を伝えて頂けることは本当に
有り難いことです。
しかも、1000年以上前の弘法大師から今日まで、
阿闍梨さまから弟子に同じように伝えられて今日が
あるのです。
そして深秘な教えを背景にして供養のひとつひとつが
成り立っていることを思うと、改めて「供養」の大切さと
奥深さを感じざるを得ません。
これから3年間にわたって伝授がおこなわれます。
長いようですが、あっという間なのかもしれませんね。