弘法筆を選んでた?



「弘法筆を選ばず」と呼ばれていた弘法大師。
嵯峨天皇、橘逸勢とともに「三筆」と称されて
いました。

書の名人である弘法大師は、筆を選び好みしない。
才能のある人は、道具や回りの善し悪しのせいに
することなく、うまく処理することができること
の例えとして使われているようですが・・・。

ところが『狸毛筆奉献表』は、弘法大師が嵯峨天皇に
献上した表で、そこには用途によって筆を使い分ける
ことが必要であることが書かれた芸術家・弘法大師の
姿でした。

より良い成果を得るためには、ささいなプロセスにも
細心の注意を払う・・・そんな姿勢が弘法大師の
魅力のひとつでもあります。

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弘法筆を選んでた? への2件のフィードバック

  1. すぬ~ のコメント:

    (⌒∇⌒)ははは
    >より良い成果を得るためには、ささいなプロセスにも
    細心の注意を払う・・・

    なるほど。
    ( ̄∧ ̄)(_ _)フムフム・・・

    「弘法筆を選ばず」は、どこから
    生まれたんですかね~?
    (;´Д`A “`
    みんなが、「こうあって欲しい」みたいな
    思いから出てきたのかな~?
    o(*^▽^*)oあはっ♪

  2. Unknown のコメント:

    Unknown
    書の達人であったし能力ある方だったので、
    後世の人たちが、「弘法大師は偉大な人である」というイメージがあったのでしょうね。

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