予約電話


「私、子どもの頃にお寺の境内で遊び、先代の住職さんにも
お世話になった者です。
いま青森から出てまいりまして、なつかしくて明日にちょっと
お邪魔させて頂いてよろしいでしょうか」という、丁寧な電話。

ことわる理由もないし、それなりのご縁があるのかと思い
日時の約束をした。

次の日に時間通りに来寺、お茶とお菓子を出してお話を聞いた。

子どものころ母と生き別れ、学生の時代はみんなからいじめにあい、
結婚をしたけれど夜逃げして青森へ移り、その後は子どもの死別、
妻との離婚、バブルでの失業・・・と波瀾万丈の人生を一方的に話す。

「へぇ~」「フ~ン」と聞いていたが10分ぐらいしてから、
「あの~これから青森に帰りたいんですが、お金がないので
1万円貸してもらえないですか・・・・」。

エエッ・・・これって、ただのお金が欲しいだけ・・・??

子どもの頃のお寺の印象や先代住職話しなど、すべてでたらめだ。
この手の方々は結構お寺に来るけれど、予約までしてお茶を
飲んだ人は初めてだ。
かなり悪質だ

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