浅草寺で開かれる羽子板市へ行ってきました。
羽子板市の起源は、「邪気を跳ね返す板」として200年前ほど
前に広まったようです。江戸末期には、当時流行の歌舞伎役者の
舞台姿を似顔絵として貼り付けるようになり、江戸中の女性が
胸をときめかせて買いに来たといいます。
すごく混んでいるのかと思いましたが、思いのほかサッパリと
していました。熊手やほおずき市と違って、目的が限定され
価格も1枚が5万円くらいするので、不況の中で人出も少ない
のかもしれません。
おばあちゃんに聞くと、昔の羽子板市は雰囲気があって客奪り
合戦みたいな勢いがあって、「まける・まけない」とか羽子板の
口上などで、お客さんとのやりとりも活気があって面白かった
ようです。
縁起物なので羽根だけ買ってきましたが、これも3個で1000円も
してしまいました。
観音様が
市の最中に盗まれてもうたそうや。なんや悲しいナァ
お寺も大変
大騒ぎになってしまったようです。
だれでも入れてお参りも出来るし、手を差し伸べれば届く位置にあります。
山内の方も「まさか」と驚いているそうです。
本当に信じられません。
せっかく身近な仏さまも、こんな事が起こると
セキュリティをかけるようになっちゃいますね。
悲しい事です。