今日から1週間お彼岸(ひがん)です。
「暑さ寒さも彼岸まで」といいますが、本当に彼岸が終わる
ころには、暖かさが感じられます。
正岡子規の名句に「毎年よ彼岸の入りに寒いのは」というのが
あります。この句は「母の言葉が自らの句になった」という前書
きがついています。
「彼岸だというのに寒いなぁ~」というと、母が前句のように
答えたとか・・・。何とも親子の自然な雰囲気を感じますね。
お彼岸のことわざには、「彼岸が来れば団子を思う」なんて言う
のがあります。お彼岸には、ご先祖さまにお供物を供え、各家庭
で作った団子とかぼた餅を供えました。
「花より団子」ではありませんが、お彼岸がくるとご先祖さま
より団子やぼた餅のことが頭に浮かんで、お墓参りより
団子の味。
仏壇に供えるよりも、ぼた餅を食べることを、考えてしまう
心模様を伝えた句です。
「団子を食えば彼岸を思う」なんていう類句も多く、キッカケは
なんでも、ご先祖さまを偲び、仏のような心で、仏のように行い、
仏のように語れるように精進していきたいものですね。
そんな仏道の修行期間が、お彼岸なのです。
お彼岸のトリビア(2)
今日は彼岸の入りです。 春分の日(20日)を中心とした一週間が、彼岸となります。…
お彼岸
春分の日、秋分の日は、お彼岸の中日と呼ばれます。この中日を中心に前後3日間がお彼岸です。仏教から来ているのですが、インドや中国にはこの習慣はないそうです。このため、昼と夜の長さが同じになる日として日本の農耕文化の中で生まれた様です。
ちなみに、春のお彼岸で