特打『般若心経』やってみよう
般若心経(はんにゃしんぎょう)は、中国の玄奘(げんじょう)
というお坊さんが訳した『摩訶般若波羅蜜多心経(まかはんにゃ
はらみったしんぎょう)』というお経です。
孫悟空で有名な「西遊記」というお話を知っていますか?
これは玄奘(三蔵法師)が、孫悟空・猪八戒・沙悟浄の三人を
お伴として天竺(今のインド)へ、仏さまの教を求めにいった
お話です。(物語の中の孫悟空などは架空のものですが、
玄奘は実在の人物です )
そこで、たくさんのお経を持ち帰り翻訳をしました。
『般若心経』もその中の一つで、そのお経は、奈良時代や平安時代に
海を渡り、日本にも伝えられたのです。
この『般若心経』は、『大般若波羅蜜多経』という600巻、
600万文字もある膨大なお経を、わずか276文字の中に凝縮した
お経で、ここには、悟りをひらくための教えが説かれています。
それは、先ず「こだわりを捨てる」ことでしょう。
私たちの目の前にある、地位や名誉や財産、あるいは人の心も
時がたてば必ず移り変わっていきます。
あんなに燃えるように愛していた人に、愛情が感じられなく
なってしまったり・・・。昨日の地震怖かったですね・・・。
もっと強ければ、大事なマイホームもなくなってしまいます。
つまり、目の前にあるものが、さも絶対であるかのように錯覚して
それに「こだわって」しまうことは、愚かなことだと言うのです。
そして、そのことに「気づきなさい」と言うのです。
しかし、あまりにもこだわりがなくなってしまうと、心が
虚ろになってしまいますから、「こだわりなさい」とも言うのです。
なんだか分からない教えですが、要は「心のバランス」ということ
なのでしょう
そうか
誰かが
「金縛りにあったら、般若心経を心の中で唱えるようにしている」
と言ってたのを思い出しました…
あれにはそういう意味が込められていたのですね。
お経を聞く機会があったら、これを思い出してみると
また違ったものになりそうです。
振り返れば、こだわり過ぎて失敗したことって
多々あったと思われ。
「心のバランス」が取れてなかったんでしょうね~。
そうなんです
着てはもらえぬセーターを寒さこらえて編んでます~て、かわいそうだし、つらいし、とっても分かるけど、これって、こだわり
といっても、なかなかできないけど・・。
「観音様」の話 その弐
■五胡十六国時代と呼ばれる動乱期に、中央アジアからやって来た鳩摩羅什(クマーラジーヴァ)が、『観音経』(『法華経』の『観世音菩薩普門品』)を翻訳した時に、この訳語が工夫されたようです。その後、孫悟空は連れずに一人でインドに向かった玄奘三蔵は帰国後に「観自