神社にある仏さま



和尚のお寺にある、かわいい仏さまのご紹介。

この仏さまは懸仏 (かけぼとけ)といいます。読んで字の如く
壁などに懸ける仏さまです。
鎌倉時代といいますが定かではありません。

ちょっと難しい話しになりますが、平安時代には、仏さまが
私たちを救おうとして、神さまの姿になって現れるという説が
高まりました。

なんだか・・・むずかしくて、分からねぇ?

そんなわけで、明治時代ごろまで神社に仏さまが祀られて
いたのです。ヘェ~○○点

でも宗教が違っているので露骨に大きな仏さまは祀れないないので
このようなカワユイ懸仏が飾られていたようです。

初詣は神社、結婚式はキリスト教、お葬式は仏教なんて
節度はないし、「あなたが信仰している宗教は?」て
言われると、答えられないじゃな~い~。斬り~ッ!

でも、それは過去にこんな歴史があったからで、日本の
良いところは、いろいろなものを習合して一つのものを築いて
いく文化があるんだと思います。

そんな大らかな宗教観は、むしろ誇っていいんだと和尚は思う。
そうでないと信仰する神さまが違うと戦争になっちゃうものね。

でも、なんでこの懸仏が和尚の寺にあるんだろう??

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神社にある仏さま への6件のフィードバック

  1. おさむ のコメント:

    なんとなく、ほっとしました
    いままで疑問に思っていたのですが、日本人らしさの宗教観があったんですね。やっぱり日本人とスゴイかもね!

  2. バナナ牛乳 のコメント:

    たしかに
    いろんな宗教がありますが
    それぞれにいろんな染み入る教えの言葉ってありますよね。
    実家は確か真言宗だけど全然意識してないし
    式も教会式で行いました…。
    ごちゃまぜ。

    おっ!
    プロフィールに画像が!
    なんか和みますな~。

  3. kazu のコメント:

    写経
    私の実家は、浄土真宗。
    でも、いろいろな宗教があっていいですよね。
    だから、写経も写仏にも興味があります。
    自分が和めばいいかなぁと(^^)

  4. 和尚 のコメント:

    そうですね(^o^)
    kazuさま

    他力を主眼とする浄土真宗さんでは、自力をスタイルとする般若心経はタブーのようでお唱えや写経をしません。
    でも、大らかに受け入れて、興味があれば体験してみて下さい。その中で、心が和んだり、いろいろな気づきがありますよ。

  5. kazu のコメント:

    仏教
    和尚様 こんにちは
    今、瀬戸内寂聴さんの書物に興味をもち読んでいます。
    その中で、出家を勧められたり、写経を勧めたりされていますが、和尚様の仏教?と同じなのですか?
    仏教とは何ですか?
    宗派とはどういう風に分かれていっているのですか?
    きっと簡単には教えていただけないことだと思いますが、流れをある程度簡単に教えて下さい。(^^;)
    ずっと気になっています。m(_ _)mお願いします。

    全然関係ありませんが、懸仏 のサイズが知りたいです。(^-^)
    これも教えて下さい。(>_<)

  6. 和尚 のコメント:

    簡単ですけど・・・
    瀬戸内寂聴さんは天台宗の方です。日本に仏教が入ってきたのは538年ころと言われています。奈良時代には東大寺に代表されるような象徴としての仏教でした。平安時代になると弘法大師が真言宗、伝教大師が天台宗を仏教の教えとして体系化されていきました。
    鎌倉時代にはいって浄土宗などの祖師たちが次々とあたらしい教えを開き、仏さまの念仏を唱えると極楽浄土にいけるととき、その教えは大変わかりやすく一般の人々に広まりました。
    現在8万くらいのお寺があり60以上の宗派が
    あります。それぞれの祖師の教えに基づいており、さまざまです。
    基本的に仏教は仏が中心になります。キリスト教とちがって、神にはなることはできませんが、仏教では、仏になることができるというチャーミングな教えです。それを証明したひとが
    お釈迦様や各宗派の祖師たちなのです。
    簡単ですいません。
    懸仏は身の丈が7センチくらいでしょうか。

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