今年最後の法事がありました。
最後というと何となく感傷ぽくなります。
亡くなった方のお顔や、年月がたっても思い出と
ともに涙が頬をつたわる家族の方々・・・。
仏さまのご縁によって普段なかなか会うことが
できない親族が集まり、再会を喜び和やかな法事も
あれば、重い法事もあります。
和尚も座ってお経を読んでいるだけで楽な仕事だと
思われがちですが、皆様をお迎えするための掃除や
いろいろな準備から、集中してお経を唱えていると
案外と体力を消耗します。
住職というご先祖をお守りし、お寺を維持管理する
責任のなかで、1年間頑張ったねと自分にも声を
かけました。
境内は冬支度で植木屋さんが、ワラぼっち(写真:本当は
なんて言う名前か不明。ズーとこうよんでいました)
を整えてくれました。
冬の寒さに弱い木々をワラで覆い冬を越すための
ものですが、これは残念ながら飾り物です。
世間ではクリスマスの飾りがそうなのかもしれませんが
和尚は、このワラぼっちが飾られると、いよいよ今年も
終わりだな~と、また感傷的になるのです。