最近、和尚の寺にお百度参りする方が多くなった。
お百度参りとは、神仏に対して個人的な願い事の
成就をお願いするためのお参りの方法だ。
テレビの時代劇に、娘さんが「おとっあんのために・・・」
とお参りしている姿だ
本当は、百日間にわたってお参りするために「百日詣」
と言われていたが、現在は、1日に百回お参りする形に
簡略化されてしまいました。
まぁ、それだけ大変だということだ。
俗に「お百度を踏む」といわれるこの行為は、寺の入り口
から本堂などの特定の距離を祈願しながら百回往復するもの・・・。
たった一度よりも百度もお参りすることで、自分の信仰心の
深さや祈願の切実なことを強く訴え、神仏の加護や霊験を
より多く得ようとしたのだろう。
その目印として「百度石」という石柱が立てられていたり、
回数を間違えないようにと、確認できる小石や小銭などを
100個用意して、祈願するたびに仏前に置いていく。
中には迷信じみた信仰があって、単身であること、素足で
あること、深夜であること、人に目撃されてはならない、
中断してはいけない等さまざまだが、それなりの気持ちが
ないとできないお参りだ